2015-02-01-15-50-09


さていよいよ「寝台特急カシオペア」出発です‼
列車は徐々にゆっくりと動き出します。
ふと感じたのは普通の電車ではない静かさ。列車は滑らかに音ひとつ立てず動き出しました。
北の玄関口上野駅を出発し、特急あかぎとすれ違いながらカーブの坂道を上がるカシオペア。
カシオペアスイートの展望タイプだけが持つ180度の展望は普通の運転士や車掌でもなかなか味わえない貴重な光景だと思います。運転台もなければ、装置もない。なにんも妨げるものがない広々とした窓は本当に僕の期待をふくらませました。
何度も見たことのある路線の風景でも窓のむきや障害物だけでこんなにも景色は変わるものなのだと改めて実感しました。
上野駅乗車前までドタバタと落ち着かなかった僕らは夕食までの短い間ゆったりとソファでくつろいでいました。途中酒類とは別につくウェルカムドリンクのサービスでオレンジジュースをいただき、これもまたカシオペアならではのくつろぎを味わうことができました。
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(↑カシオペアオリジナル紙コップ)
そんなゆったりとした時間の中、赤羽を過ぎたあたりでは何やら紫色の車体にピンクのラインが入った列車をカシオペアが追い抜きます。ん?よく見てみるとこれはお座敷列車「華」でした‼!
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(↑こちらの華は初目目‼(初めて見ました、という意味です... どうやら宴会のような素晴らしい盛り上がりの様子が見えました。)

このほかにもある意味の撮影地としてカシオペアはさまざまな景色の中での列車たちを見せてくれました。
今回はそのうちの一枚として京浜東北線の車両も紹介しておきます。
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少し小さくなってしまいましたが、後方展望の動画から撮影すればもっとたくさんの列車たちが美しく収まっているはずです。こんな「動く撮影地」というところもカシオペアの魅力ですね!
さてそうこうしているうちにあっという間に列車は大宮駅へ。
やはり、都心だけあって大宮駅にもたくさんの方々がカシオペアを一目見ようと集まっていました。
撮影後カシオペアスイートの展望を見ようと撮影をされたり覗かれたりすると、やっぱり少しスター気分です(ぐへへ)驚いたのはなぜだか停車時は揺れるということです。「ガクンッ、ガクンッ」と何段階か揺れます。これも客車特有の揺れなのでしょうか?
さて大宮駅はすぐの発車となりまた列車は滑らかに発車します。
ここからは徐々に田舎の自然が見え始めてきます。そして時間も日が暮れる時間帯に近づき、まっすぐな西日が暖かい色の室内を照らしていきます。周りは都心と違い、広々とした景色で地平線に沈む夕日もきれいに見えました。
(↓大宮出発後の室内で撮影)
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夕食は17:15~の懐石御膳を予約しており、食堂車は相席になることがあるため早くいって並んだほうがいいという情報を以前から入手していた僕は17:00頃ダイニングカー(食堂車)に向かいました。
ダイニングカーは3号車で僕らの部屋は1号車なので割と早く着くことができます。
ちらっとのぞいてみると、まだ誰もいません。車内放送によると第二回の18:30~19:50のフランス料理および懐石御膳のディナーコースが一番人気があるそうで「相席になる場合があります。」と第二回のみ放送されておりました。第一回はそこまで混まないようです...
もう一度部屋に戻って、ちょっとだけゆっくりした後再び、ダイニングカーへ。それでもまだ人はおらず...
とちょうどその時にディナータイム第一回の案内放送がかかったので一番乗りで受付をしてもらいダイニングカーへ入ります。
どうやら第一回は座席指定のようで、こちらにお座りください、と指定されてしまいました。
ただ、指定された座席は一番奥の窓際二人テーブルだったのでよかったです。
僕が一番乗りで食堂車へ向かってよかったと思う最大の理由は...

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人一人写らずダイニングカーの室内を撮影できるのはこの一番乗りだけです‼ご覧のとおり右側の2テーブルだけは窓の景色が楽しめないので要注意です‼そしていただく懐石御膳の中身は...
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(一番上が僕のテーブルです。記念として持ち帰りができる、メニューが立てられていました。まぁなんと上質な...)
(下の写真は一度現地投稿で公開したことがあるかもしれませんが懐石御膳の中身です。非常に豪華でとてもおいしかったです。この後、天ぷらや季節御飯・お吸い物が運ばれてきます。)
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(こちらが後から運ばれてきた季節御飯・天ぷら・お吸い物です。季節御飯はかに御飯でした。天ぷらは抹茶塩につけていただきます。)
ゆったりと流れる景色の中、徐々に日が暮れてカシオペアは宇都宮へ向かいます。おいしいお料理をほおばりながらカタコトと揺れる列車は本当に夢のようでした。考えてみて思ったのは、食堂車の乗車は初めてだったということで貴重な経験になったと思います。
さて、最後には甘味がやってまいりました。僕が頂いた甘味は、売店等でも販売を行う「ハスカップのクーヘン(カシオペア 星のクーヘン)」でした。ハスカップのチョコレートに包まれた丸いバウムクーヘンのような生地の中にはあんこが入っていました。とてもおいしかったです。

そうしてご飯を完食し、ダイニングカーを出ました。出るころには皆さんにぎやかにお食事をされていました。
(成年であれば僕もお酒なんか飲めて...)
その後記念に購入したシャワーカードがあったので、シャワールームの様子をのぞいてみようと予約通り6号車へと直行しました。
シャワーカード
(↑乗車直後に父親が購入してくれた、シャワーカード。結局穴はあけませんでした(使用しませんでした)。)
シャワールームの様子はこんな感じです。 DSCF0900
(↑シャワーはこんな感じ。カードを入れると残り時分が表示されます。その隣の赤と緑のボタンでシャワーのON/OFFを操作するようです。)
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(↑脱衣所の一部。ドライヤーと鏡、コンセントが用意されています。)
こうしてシャワールーム見学も完了した僕たちは18:30~売店での販売が開始されるという情報を事前にインターネットから入手していたので、一番端のラウンジカーへと直行しました。
宇都宮を過ぎていますが、ラウンジカーへ向かっていると満席だったはずのこのカシオペアの車内にもチラチラ空室が見えます。これから乗車されるのですかね?...
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(↑一番上は車いす対応のカシオペアコンパート。たとえが悪いですが、イメージとしては誰でもトイレのような大きな入口になっていて、ドアの開閉はボタン式でした。車いすの乗客は見かけませんでしたが、足の悪い杖をついた男性が乗車されていて、快適に感じられるカシオペアの車内でも体の不自由な人は少し大変に感じられるのかな~、と自分が本当に満足していただけあってか少し不思議に思いました。)
(↑2番目の写真はカシオペアツインの2階室。室内に入るには、1階にある廊下から各部屋につながる小さな階段を上がって(降りて)1階室や2階室の扉を開く感じです。廊下は2階構造になっていません。ツインでもさすがカシオペアでそこまで窮屈には感じられませんでした。(ちょっぴっと入っただけですが...)

そうしてラウンジカーにつくも、売店はシャッターが閉まった状態で誰も並んでいなかったのでしばらくラウンジカーで休むことに。カシオペア有名のカシオペア思い出ノートへの記入も忘れずしてきましたよ~‼
ぜひ乗車するチャンスがあったらページをさかのぼって2015/2/1に展望スイート乗車を記している記事をぜひ探してみてください!それ、僕ですw‼
室内にいらっしゃったご夫婦のお孫さんが、鉄道好きだそうで牽引機のナンバープレートを撮影するのに苦戦していました。僕たちも少しばかりお手伝いをさせていただき、室内の光の反射を何とか抑えて撮影、最後には記念撮影もしていただきました。なんだか、本当にラウンジカーは和やかな雰囲気で皆さん明るい声で会話をされていました。お隣さんとの近所づきあいも最近は薄くなってきているといわれるこの時代に、楽しい旅を皆さん満喫されている様子がとてもよく、スイートの方が景色はいいはずのもののなかなかその場を離れられませんでし
たね。
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(↑ラウンジカーにつけられていたブルーリボン賞のマーク。このマークがラウンジカーでの乗客たちの一期一会を見守ってくれました。)
さあ、そうしている間にも時間は刻々と過ぎていき売店の開店時間はもう過ぎているのすが、まだシャッターが閉められていましたので少し尋ねてみようと思い、列車の中を逆戻り。何両か歩くと車内販売をされているアテンドさんがいらっしゃったので尋ねてみると、その日は19:00~だったようで...
一度部屋に戻り車内展望を撮影しっぱなしだったビデオカメラのスイッチを切りに部屋へ戻りました。
そろそろかな~っていうときになったらまた、あの長旅です...
カタコト揺れる列車の中を反対側まで行きます。人によっては「長~い」と感じる方もいらっしゃるようですが、僕としてはほんとに楽しくって、よーく車両を見ながら歩いていくと何気に面白いところたくさんあります!たとえば車両ごとに違う製造会社のプレートがあったり、ちょっとした部品に違いがあったり...
皆さんもいろいろ見てみてください、もっとカシオペアの魅力が生まれると思います。 DSCF0911
(長旅の途中には、ミニロビーが設置されていますので揺れた車両の中を歩くのが疲れた方はちょっと座って休むのも良いかと思います。ロビーの正面には自動販売機が設置されていますので飲み物を購入しることもできます。)
すでに売店についたころには10人強の列ができていて、あらまぁという感じ...
その間も列車は心地よい走行音を奏でてくれるのですが、気づけばそこはラウンジカーとして利用されている「電源車」!やはり通常の客車とは違い、どぅるぅるぅるぅ...と小さめの音を出していました。
ただ一つ思ったのは、電気機関車の「ドゥルゥルゥルゥ...」というより大きい音が車内には聞こえてこなかったということです。カシオペアの窓はスイートの展望タイプから見た限り、JR東日本のE233のような窓でしたので(なんていう名前でしたっけ??)結構分厚いのででしょうか。開閉式でないことは通期電車と違って外の音を中に入れないようにする効果が大きいと思いますが、本当に静かでしたよ!
そうしてグータラしているうちに購入の順番が回ってきまして、自分用のキーホルダーと友達へのお土産、帰って食べるお土産などを購入し、最後に自販機に宣伝が出ていた北海道新幹線特別パッケージの限定炭酸飲料を購入した後、しばらくラウンジカーにいて部屋に戻りました。
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(↑売店で販売している商品の一部展示。ワインやカシオペアトートバック、ハスカップのクーヘン(懐石御膳の甘味)、キーホルダや携帯ストラップ、マグカップやコースターセットなどの記念グッズがありました。普通のじゃがりこ等のお菓子や酒類、ジュースなども売っていました。)
ここから21:30のパブタイムまで、少々の時間がありますので部屋の明かりを落として少々景色を堪能しながら購入した炭酸飲料を飲みました。

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(↑こちらがその炭酸飲料です。味はついておらず、三ツ矢サイダーのような感じです。)
そうして流れる東北の雪景色と明かり少ないの車窓をながめながらゆったりと過ごしていました。これは「幸せ」の一言では言い表せないほどの「幸せ」なひと時で本当に涙が出そうでした。ちょうどこの時に、現地配信のブログを更新していましたね...
(続く...)