北海道ならではの美しい景色を見せてくれた北舟岡駅での撮影を終え、やってきた普通列車に乗って僕らは終点「長万部」へと向かいました。
はじめは、見慣れない北海道の気動車の運転席をと思い、運転席後部にある運賃箱の利用者の邪魔にならぬよう注意をしながら全面展望を楽しんでいました。ながれゆく大自然の景色を見ながら、鉄道の運転をするなんて本当に運転手の仕事には憧れます。
途中、解結作業があったので車内から見ていました。幌がついているので車内から見るのも面白かったです。
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こんな感じの貫通扉を付けた列車の顔は、本当に何とも言えずかっこいいです。地元の京王電鉄でも昔は6000系が堂々と鼠色の幌を付けて走っていたのに、その6000系も引退してしまい京王電鉄に限らず都心ではなかなか見られなくなってきてしまいました。昔はあの幌の中にとどまって列車に揺られていたものです。
(話がそれましたね。すみません。東京よりも北海道の話の方が面白いので話題を元に戻しましょう!)
贅沢をいうと、運転席は広々としてかつモニターが何台かならぶような近代的なものが好きなので、室内的には貫通扉付は好きじゃないんですけどね...
そうして解結後、列車は北海道の大自然の中を動き出しました。
ガタゴトと揺れる車内にいると人というのは眠くなるものです...
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起きるともうそろそろ終点、長万部。車窓を眺めながら、北海道の美しさを感じていました。
さて、終点長万部につくとここからは特急で函館へ向かいます。
が、特急到着まで40分くらいあったので、ちょうどお昼の時間ということもあり、駅を出てみることにしました。
駅構内の跨線橋からは、レールが白い雪の上を線のように伸びる光景も。
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奥には連なる山々が見えて、本当に関東では見えないような絶景‼
長万部にやってくると、伊達紋別や北舟岡がある伊達市などとは違ってまた寒さが戻ってきます。雪もこんな感じで相当積もっていました。
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(道路なんかは晴れていたので、チョコチョコ溶けている部分もありました。)
せっかく北海道にやってきたので、おいしい新鮮な魚介をたくさん食べたかったわけですが40分という時間はビミョーすぎまして...
駅を出ると左手に「かなや」という旗が出ていたので、行ってみました。食堂は空いていなかったのですがお弁当屋さんは空いていたのでそれを買って車内で食べることにしました。
何のお店かというと「かに飯」のお店です!
長万部の有名なお弁当屋さんだそうです。お店は昔ながらのお蕎麦屋さんみたいな雰囲気で、お店の前にある駐車場の雪をどけてくれていた店員さんもいらっしゃいました。北海道だとそういうことが大変ですね...
お疲れ様です。
店内では購入しかできませんので、展示されていたかに飯やのりの佃煮を見ながら結局普通のかに飯弁当を2つお願いしました。
ほかにも、パーティーや大人数で召し上がるとき用の大きなサイズのかに飯もあったりしました。
なぜかに飯屋さんにのりの佃煮が置いてあったのかというと、もともとお弁当の箸休めとして用意していたのりの佃煮があまりにも好評だったので売るようになったとか...?お店にそんなことが書かれていたように思います。
しかし、正直なところ贅沢すぎるのですがここのところかに飯のお弁当を食べる機会が半端なく多く、前日の朝ごはんもカシオペア内でのかに飯だったので、あまりうれしくはありませんでした。また、僕の理想のかに飯のイメージはご飯に乗ったかにの上にお醤油をかけて、お寿司感覚で食べるものでした。ただ、経験上ここ最近食べたかに飯はみんなお酢で作られていて、お醤油などがなかったことから大好物になれなかったのかもしれません。(本当に贅沢な子ですなぁ...)
お弁当購入後、まだ発車時刻まで時間がありましたので少し長万部駅近辺を散策してみることに。
駅正面に伸びる道路をたどっていくと数分で海が見えました。
夏だと「うわぁ、泳ぐぞ~‼」ですが、冬のしかも北海道ですからさすがに「泳ぐぞぉ~‼」にはなりませんでした。
ただ、やっぱり海っていうのは心惹かれるものです。
ちょっと降りてみようと、堤防を越えて海へ!
波打ち際まで行き、海の冷たさを感じて帰ってきました。なんでも上るより降りる方が難しく(勉強もそうだったらなぁ...)下が雪だったこともあり、足が雪に埋もれてねん挫しそうでした...(見た目だけです...)

さて、そうこうしていても観光ができるほどの時間はありません。仕方なく、来た道をたどっていきます。お天気は写真のように晴れていましたから、来た足跡がすぐ埋もれるほどではありませんでしたが、やはり場所によっては相当な積雪でした。どの車もチェーンを付けていて雪国の生活は大変だなぁと思いました。

駅に着いてちょっとした甘いものも食べようということから、おまんじゅうを購入しました。あんこの代わりにお芋を使ったまんじゅうだったかと...
その後長万部駅で配布されていた、北海道新幹線のチラシを全種類とってホームへと向かいました。やはり北海道新幹線は相当注目されていますね。寝台特急を廃止して対応の牽引機を新造したぐらいですからしっかりと成功させてほしいものです。

ホームにどっさり積もった雪の上を歩き、少々混雑していたため早めに自由席乗車位置に並びました。
やってきたスーパー北斗は...
ひえぇ、意外と混んでるぅう...
号車によっては立ち席のところもありましたが、「いや、どこかに空席があるはず」と思って少々号車をずらせばちょこちょこと空席がありました。まるで僕を迎えていたかのように輝いていた座席...なんちゃって
いざ、お弁当を食べるとき...
かに飯を一口ほおばってみると...!!!!!!!!!!
なっなっなんかうまい!今までとは違う!
今まで食べた酢飯と生のかにが入ったかに飯とは大きく違い、炊き込みご飯のような茶色いご飯と少々炙られた香ばしいかに‼旨い!こんなかに飯食べたことない!ご飯の上にはタケノコなどのかに以外の具もたくさん入っており、先ほど話したように箸休めののりの佃煮もうますぎる!
と、少々大げさな宣伝みたいになってしまいましたが、本当にうまかったです。実は駅売店や車内でも販売していましたが、ぜひ長万部の街を散策しながらあの直売店(本店だそうです)で買ってください。
おいしかったです。
(お店のフェイスブックによると2015年4月初めに池袋の西武で出張販売だそうです。数年ぶりと書かれていたので貴重な機会かと思います。詳しくは「長万部 かに飯 かなや」で検索してください!)
かに飯は長万部を拠点にした地元の有名な駅弁だそうです。ぜひ一度ご賞味あれ!(完全に宣伝ですね...)

車窓には広々とした大雪原がひろがり、目を凝らしてよーく見ると動物の足跡も多数みられました。ウサギの足跡が多かったですね。雪に埋もれた北海道の美しい景色を楽しめました。中にはこんなものも...
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間もなく開業を迎える北海道新幹線の延伸地域(函館以北)で建設中の駅。(だと思われます。)
たくさんの大自然に加えこんな近未来のものまでわくわくさせるものがたくさんの車窓でした。
車中では、駅売店で購入した先ほどのお饅頭もおいしくいただき、幸せな空間でした。

そうこうしている間に、列車はすぐに函館へとついてしまいました。せっかくの北海道もお別れの時が近づきます。
次に乗車するスーパー白鳥も自由席ですので、また混みだすだろうと思い、父親は気に入ったお饅頭をもうひと箱お土産に買いに行き、僕は自由席の席取りを担当しました。
列車を降りて正面に停車していたスーパー白鳥の車体は、今まで北海道で見てきたような大きな窓と車体下部にひかれた金属の凸ラインとは違い、滑らかな側面と大きいが少々UVカットガラスのような黒い窓の車体でした。こうやって見るとスーパーカムイの車体にも興味がありますね。

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スーパー白鳥は東北の青森(新青森)と北海道の函館を結ぶわけなのですが、車体のイメージはどちらかというと青森寄りで...黄緑っていうとなんだか青森な感じしません??
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スーパー白鳥は、僕らが乗ってきたスーパー北斗を待ち合わす形なので、到着すると多くの乗り換え客はすぐに乗車します。すると、このように室内画像には人が写りこんでしまうわけですが、乗り換えではなく函館から乗車すれば(1本逃してみれば)このような人が入った画像にはなりにくいかもしれません。
ただ、少々写真を撮りたかったので...
室内はこんな感じです。
たまたま、皆さん後ろを向いていたりマスクをつけていたりされていたので、載せることができました。
こんな偶然に感謝ですね...

室内の雰囲気はスーパー北斗とは全然違い、黄緑と青が印象的な車内でした。
スーパー北斗は(画像が載せられずすみません...)茶色とピンクの座席でした。なにより、E7系などの新型新幹線よりも大きな、頭を包み込むような可動式枕が普通車自由席から設置されており、感動しました!
関東でもあそこまで大きな可動式枕は見ないかと...
また、北海道ではよく設置されているらしいチケットホルダーもあります!
こちらはこのスーパー白鳥にもついているんですがね。
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(↑スーパー白鳥に設置されているチケットホルダー)
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(↑座席の画像も貼っておきます。)
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スーパー白鳥にはこんな感じの新しめの情報表示器が...
見ていると若干面白いです。画像のように列車の位置情報が表示されたり、新幹線のようにニュースも表示されます。こちらは青函トンネル突入に期待を膨らませて撮った写真です。

さて父親もお饅頭を購入して戻ってきたところで、列車は出発しだしました。
ながれる雪景色を見つめているとこんな景色も見えました。 IMG_4470 IMG_4468
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向こうには函館の街が白い線になって見えます。カシオペアからきれいな光のラインが写った夜景はこの景色ですね。戻ってきました。
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座席のテーブル裏にはこんなシールが張られていました。青函トンネルの出入り時刻ですね。カシオペアなどにも参考にできると思いますので、ご利用ください!

トンネル内では、相変わらずのすごい湿気で窓にはたくさんの水滴が張り付いていました。
海底駅と思われるあたりでは、一瞬だけ明るくなることがあったのでもう一度見てみようと思いましたが、早すぎて見れませんでした...

さぁこれで北海道とはお別れなんですね。
ありがとう北海道。 ありがとうカシオペア。

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青函トンネルを抜けるといくつかの小さなトンネルをまた抜けていきます。
トンネルに入るたびに、機関車のような「ピー」という甲高い警笛を鳴らして行くのが何とも言えない旅の雰囲気を演出します。

ああぁ。戻ってきちゃったんだね...本州。
楽しかったです、北海道。
と、考えるのもつかの間、列車は広い田んぼの中を駆け抜けます。
広々とした北海道とは違い、本州っていうのはみんな田んぼとか畑で、国立公園とか牧場とか林とかそういうのが少ないんですよね...
雪に埋もれた田んぼにもちらほらとウサギの足跡がまだありました。

そうしているうちに列車は蟹田駅を過ぎ、青森に到着しました。
青森では特急つがるとの接続があり、数分停車していたのでちょっとホームに降りて撮影。
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つがるの並び。
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側面のLED行き先表示器。
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スーパー白鳥には車内や車外の扉など、いろいろなところに津軽海峡のイラストがありました。
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車内にはありませんね。
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車両を戻して特急つがるの台車。雪国のひそかな激闘を物語ります。こういうのが制輪子になんたらかんたらとかでスリップの原因になって脱線とかを起こすらしいです。(詳しく知らなくてすみません)

そうこうしている間にスーパー白鳥も出発してしまうので、車内に戻り、終点の新青森で降りました。
新青森

さて、そのあとははやぶさに乗って真っ直ぐ東京都の自宅に帰るわけですが、
乗車する予定の列車は16:38新青森発、20:04東京着の便。
ちょっと遅くなってしまうのでお腹も空くし駅弁を買って列車に乗り込むことにしました。
と、駅弁を購入していたら、急に駅構内の放送で...
「ただいま、八戸十和田駅にて人身事故が発生...」
はいぃ!!??じっ人身事故!!??
実は東北新幹線乗車は人生初で(以前に一度だけ、東京~大宮間をデビューしたてのE7系に乗るために乗車したことがありますが、ここでは北陸新幹線としておきます)その人生初の時に人生初の新幹線人身事故遭遇とは何とも運がいい...(いいのか悪いのか...)

とりあえず待つしかなかったのでゆっくりE5系を散策したり、新青森駅を散策したりしてました。
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(新青森駅の上り東京方面の景色と、下り函館方面の景色。どっちがどっちだかわかんなくなってしまいましたが、撮ったホームは上り列車が来るホームだったのでおそらく鉄道が左側通行であることから、上が函館方面、下が東京方面だと思います。僕らが乗車するE5系は東京方面から折り返しで来ると思って、東京方面で待っていたのですが、なぜか函館方面から来たので、びっくりして函館方面に行ってみたら、御覧の通りどっちがどっちだかわかんないほどの違いのなさでした...)
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E5系の様子。
乗車したのは一番上の写真や2番目の車内の案内板からわかるように28号でした。
3番目の画像は室内の様子ですが、左に写ってしまったオレンジのバッグは僕のです...
旅行の時など、荷物が多いときやすこし汚れそうなときはこれを使っています。

こんな感じでゆったりしているも、いつの間にか新幹線は運転を再開し、結局20分程度の遅れしかなかったと思います。
当該は僕の1本前の列車で、途中盛岡で急に人がどっと乗ってきたと思います。
というのも盛岡で当該が運転を取りやめたからですね。その列車に乗っていた方々が皆さん乗車されてきて、立っている方もたくさんいました。
(結局、その方は払い戻しという形にさしてくださいと放送がありました)

こうして最終的には15分弱の遅れで東京駅に到着しました。(途中どこかで単身赴任の父親と別れ、一人旅をしてました。)
なんだかまだ家に帰りたくなくて、東京駅をうろちょろしていたのも覚えています。


さまざまな貴重な体験をしてきた、今回の旅行は多分どの旅行よりも貴重で印象に残る旅行だったかと思います。その旅行を、いまこうしてブログという形で思い出を語り、たくさんの方々に読んでいただきました。
少しでもこの記事を読んで、旅行気分を味わっていただいたり、旅行の計画の資料にしていただければ嬉しい限りです。
あまりインターネットでは見かけない
行程をとことん紹介した記事になています。たくさんのことができた思い出ぎっしりの行程ですので、皆さんも参考にしていただければと思います。
本当に楽しくてあっという間でしたけど、そのひとつひとつが充実したもので長かったようにも感じられます。

最後にこの楽しい旅を演出してくれた、鉄道たち、JRやアテンダントの方々、切符をとってくれた渋谷駅のみどりの窓口の方、協力してくれた家族に、感謝したいです。

そして、ありがとう、カシオペア。

いつか、またこんな楽しい旅ができますように。
(続く...)

※次回、掲載しそびれた写真を掲載したり、関東で撮影したカシオペアの写真を掲載したり、行程の内容を簡潔にご紹介したりする、振り返り編を投稿しようと思います。その時もぜひご覧になってくださるとうれしいです。またTwitterでご報告します。