さて、今回も前回に引き続き、関西合宿のご報告「関西おもろいで」の特集コーナーとして
第2弾名古屋の中小私鉄をご紹介していきたいと思います。
以前ご紹介した通り今回は、あおなみ線から行きます!ではスタート!

おいしく、エビ塩ラーメンをいただいたあと少し歩いてあおなみ線の名古屋駅改札に向かいました。
あおなみ線の改札は、JR線の改札と隣り合わせに設置されていますので乗り換えには便利だと思います。
あおなみ線というのは、某大人気文庫本によるともともと貨物線だった線路を営業線として使用するようになった路線らしく...
実際、あおなみ線の名古屋駅は起点(終点)であるにもかかわらず、頭端式ホームや車止めといった終点駅や起点駅によく設置されているものが設置されていません。
貨物線がほかのJR線につながっているからですね。
現在でも、貨物列車が多く通過しますのでしばらくいれば貨物列車が見れるかもしれません。(僕はホームに上がったら接近放送が流れ、長い貨物列車が低速で通過していきました。)
ですから、名古屋駅ホームはこんな感じです。
DSCF1374
なんか普通の中間駅ですよね...
DSCF1377
DSCF1376
DSCF1372
DSCF1370
DSCF1369
あおなみ線の名古屋駅からはこんな風にJR線がたくさん見えます。(ある意味お手軽撮影地かも...?)

と、そうこうしているうちにあおなみ線の営業車が入線してきました。
DSCF1375
おおお
結構新しめなのですが、あまりお金をかけたくないのか、前面の行き先表示は幕表示だし、スカートもついていませんね。
まぁ、上から目線で行ってみると悪くない、って感じ。
名古屋駅から乗車する、あおなみ線の乗客はそう多くなく、意外な面もありました。
DSCF1379
DSCF1380
室内の様子はこんな感じです。まぁ、新しい雰囲気はあります。
これは、名古屋駅で撮影したもので、やはり乗客が結構すくないこともうかがえますね。
一方で一番上の写真右端には多くの降車客がちょっぴり写ってますことからも、降車客はある程度いることもわかります。
さて、このままずっーと金城ふ頭まで乗りますが、東海道線のグリーン車で車窓動画を撮影したのでビデオ電池残量がなく、残念ながらあおなみ線関連動画はありません。
その後、途中駅から数人の乗客の乗り降りがあったり、乗務員も乗り降りがあったりと変化も富んでいたあおなみ線。
後半戦では、あおなみ線の車両が並ぶ車両基地らしきものも見えました。

本当なら、このまま金城ふ頭でリニア・鉄道館に行きたかったのですが、残念ながら時間の都合上、今回は建物を駅から眺めて断念(クぅ~うっっソぉ)。
キセル乗車に注意して、一度改札を出た後もう一度名古屋まで折り返します。
JRの列車でもないし、構造も複雑ではないので折り返しは意外と短いので注意!

ここで一つ驚いたのが、帰り(上り)の名古屋方面は意外と混んでて席が埋まるほどだったこと。
午後の時間帯だったからもしれませんが、意外にもあおなみ線が多くの人々に利用されていることを実感しました。(地元の方が変な偏見を持ってしまい。すみません。運転本数や周辺状況から、そこまで乗客が多いとは思いませんでした。)
あと、言いそびれましたがあおなみ線はワンマン運転です。これも変な偏見を持たせる原因だったのかも...?

ということで、あおなみ線の乗車を一往復楽しんだ後はJR中央線に戻って大曽根まで行きます。
ここからは謎の交通機関「ゆとりーとライン」に乗車します。
こちらも某文庫本に紹介された、興味深い交通機関なのですがバスといえばいいのか新交通システムといえばいいのか...

とりあえず、大曽根まで行っちゃいますね。
DSCF1382
これです。中央線というと、東京に住む僕からすればオレンジの車体のイメージが強いのですが、このようにJR東海では東海道色の車体も走っているようです

ちなみに快速に乗車しました。
大曽根駅を出て、しばらく歩いてすぐそこの階段を上がっていくとバス停(?)につく感じです。
大曽根のバス停は高架構造になっているので、少々複雑です。
下にもちゃんと道路があるのになぜわざわざ高架構造なのか...?
DSCF1383
高架構造である理由はこれです。
???
これ、って言われても全然わかりませんよね
すみません。もう少し先です。この画像が大曽根のバス停なのですが、とりあえずバス停というほど簡単な構造でないことは一目でわかります。しっかり車線を分ける柵が設置され、車道とバス停のある歩道も柵で分けられています。
バス停の全体を覆うような大きな屋根も設置されています。
まるで...鉄道の駅
DSCF1386
天井からぶら下がるのは発車案内電光掲示板。発車時刻と行き先が表示され、表示器左上には番線が表示されています。表示器によればここは「駅構内」!?
最近のバス停にはこのような表示器の設置が進められているようですが、でもやっぱりまるで...鉄道の駅

僕らは終点の高蔵寺まで向かうため、高蔵寺行が到着する2番線の枠内に並びました。
すると、発車数分前にはおなじみの紫っぽい車体のバスがやってきて扉を開きます。乗車は中扉から乗車するタイプで、整理券をとる必要があります。(ICカードを使用する際は乗車時と降車時両方タッチ!)

さて、実はバスはあまり苦手で、昔利用していた時はしょっちゅう酔っていた僕、考えてみれば今回も一応バスはバス。
大丈夫か...?
DSCF1387
いよいよ、出発!
大曽根にて出発するバスと、反対車線に到着するバスの2台がすれ違う仕組みになっていて、到着したバスはバス停(駅)奥にある、折り返し上みたいなところで一旦点検等を行ってから折り返すサイクルをとっていました。
ですから、写真のように何台かのバスとすれ違います。
あれれ...?
やっぱり気づきました...?
そうなんです。高架になっている一つの理由は車線の左右に何かがあるからですね...。

ではここで一つゆとりーとラインを解説しておきますね‼
ゆとり―とラインは2001年に開業した日本で初の「ガイドウェイバス」
一般のディーゼルのバスを使用して、専用軌道を走る鉄道と同様の運行を行う交通機関で仕組みとしては新交通システムと同じ!写真のような道路の両脇にあるのは「ガイドレール」といい、それにタイヤと連動して動作する車体下に収められた案内装置が接触することで、バスを誘導するため専用軌道内での運転士によるハンドル操作は必要ない。案内装置を収納すれば通常のバスとして道路を走行することも可能で、運転にはバスを運転する際の「大型自動車免許(免許詳しくないんであってるかな...?)」と専用軌道を走行する際の鉄道の免許の2つが必要なのだとか...
実際に乗車してみるととても実感がわきますが、ほかの自動車に邪魔されたり信号停止といった障害がないため、非常にスムーズに走行できとても快適でした。時刻も正確に運行できることと、所要時分を短縮できる点で「ガイドウェイバス」は非常に優れていると思います。

というわけでここらへんで解説はおしまい。わかっていただけたかな...?


DSCF1388
ご説明した通り、本当に普通のバスより早いので快適でした。専用軌道を持つため鉄道とも認識されていることからもいえるように、写真のような速度制限標識もありました。(写真は速度制限を解除する解除標識)
これには驚きましたね。
こんな感じで鉄道の機能をバリバリもった「ゆとり―とライン」。
DSCF1389
小幡緑地を過ぎてしばらくすると、写真のような駐車場の出口みたいな施設がありました。
ここで運転士さんは忙しそうに運転台を操作し、写真のバーが開くとハンドルを握って大きく回転しながらバスは通常の道路に出ていきました。
一瞬の出来事でしたが、専用軌道から通常の道路に出る瞬間は見ごたえがあって思わず見入ってしまいました(笑)
写真正面には見えにくいですがゆとり―とラインと書かれた幕が下がる建物があり、ゆとり―とラインの事務所かなんかかな?なんて思っていましたが、調べてみたらゆとり―とラインは「名古屋ガイドウェイバス株式会社」が運行するもので、所在地が竜泉寺となっていたことから本社だったことに気づきました。

竜泉寺は小幡緑地の次のバス停。2つのバス停との距離にそこまでの差があったわけでもないので、竜泉寺の住所になっていてもおかしくないので多分本社だと思います。
image
Twitterにご報告する際に掲載した写真!このような整理券をとります。

その後バスの区間はぐっすり眠ってしまいましたが、おかげで酔うこともなく終点の高蔵寺に到着しました。

高蔵寺で愛知環状鉄道に乗り換え。
ICカードが使えなかったり、気づけば予定の列車が行ってしまっていたり、後から考えればバスも遅れてたいかな?なんてドタバタの高蔵寺でしたが
無事何とか愛知環状鉄道に乗車。
DSCF1390
DSCF1393
まぁ、嫌いじゃない全面形状です。
僕は最初の写真の青色の車体のみが愛知環状鉄道の車両だと思っていましたが、後方に回ると2枚目のような緑の列車も連結されていました。何のデザインなんでしょうか?
DSCF1394
車内はこんな感じ。JRとは椅子とかがちょっと違いましたね。
CB6SSc2UgAI6U4y

CB6SSc7UAAA2xXV
CB6SSc4UAAAkSri
こんな感じで幕が変わる様子もなんだか撮影できちゃいました!
そうして、八草まで乗車しここからは「リニモ」!

リニモは愛知万博で活躍した、モノレール。
と言っても普通のモノレールではなく磁気浮上式常電導リニアという、リニア―モータカー的なモノレール。
超伝導のリニア中央新幹線ほどではありませんが、それなりの効果を発揮します。
もともとモノレールはそこまでうるさいものではありませんでしたが、言われてみれば振動は少なかったかもしれません。
DSCF1395
まぁ皆さんおなじみのお顔ですね。
結構時代のハイテクだを感じるようなデザインです。
車内はこんな感じ。
DSCF1396
お台場のゆりかもめより快適だった気がします。
また、室内に貼られている路線図を見ると、各駅にマーク(記号)が付けられていたところも印象的でした。

その後、終点の藤が丘まで乗車し、地下鉄に乗り換えて名古屋経由で新羽島(岐阜羽島)のホテルへと向かいました。
DSCF1397
名古屋市営地下鉄。東山線の藤ヶ丘駅よりの数駅間は地上区間でした。
実はこっちの車体の方が好きなんですけどね...
CB6XD6QUkAAlwge
かっこいいです(キュンキュン)。
2つの写真からもわかるように、名古屋市営地下鉄のシンボルマークが独特な形で、それも印象的な路線でした。

さて、名鉄で新羽島まで向かったのですが、
向かった先の東横イン(今回行った鉄道研究部の前泊では東横インみたいなビジネスホテルによく泊まるみたいです。)から見える景色が鉄道好きにはたまらなかったので、窓から見える景色と、その他名鉄の写真で今回はおしまいです。
次回は、いよいよ関西圏へ突入‼なんかグルメ情報もあり?ちょっと変わり種入りの記事になると思います。ぜひご期待ください‼
では
DSCF1398
(↑ホテルの窓から。新幹線の夜朝をじっくりとながめられます。新幹線の「ブヲォーン」という風を切るような音がよく聞こえてきますので、鉄道好きじゃないとうるさくて大変かもしれません...)
ちなみに窓の線が写真に写ってしまっていますが、これは窓を開けられなかったためで虫が入るそうなので注意してください。)
CB6aA87VIAAXDYF
CB6aA8pUoAAR5Mv
CB6aBJsUIAEU71j
CB6aG3qUsAETCa8
(名鉄車両の仲間たち)
CB6aBAZUsAEQi2x
CB6aG_lVIAAuPXb
(流し撮りにスマホでチャレンジ。いろいろと思い知らされます...)

(続く...)